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以下ニュースはブルネイ「ボルネオ・ブリテン」紙(B.B.)、ニュースサイト「ブル・ダイレクト」(B.D.)の記事を翻訳の上、掲載しています。

日本:ブルネイはアセアンの救難活動の中心になり得る(2011.07.11/外交)

 7月7日、日本の海上自衛隊幹部は、「東南アジア地域における戦略的な地理上の位置により、ブルネイは、アセアン諸国内の救難オペレーションの中心になる潜在性を持っています。」ということを明らかにした。

 日本の海上自衛隊庄司航空救難隊少佐(71空)は、現在ブルネイ空軍基地で示されている荒海での離着陸ができる世界で唯一の救難水陸両用飛行艇のSS−3型機上におけるプレス・インタビューで、「ブルネイは、特にアセアンの中央に位置しているので、東南アジア地域における救難活動の中心になることができます。」と語った。

 同氏は、「新型の新明和SS−3型機により、ブルネイの救難能力は、非常に高めることができます。同機は、ブルネイに役立ちます。」と付け加えた。

 この日本製の飛行艇は、11人乗りで、しかも機内のスペースは手術スペースに変えることができる。

 新明和SS−3型機は、ロイヤル・ブルネイ空軍基地における“ブライデックス2011(Bridex 2011)”で、現在示されている唯一の救難飛行艇である。

 同機の11名の乗組員は、日本の地震・津波の被災者への食料や衣類の輸送に参加した。同機の乗組員はまた、津波による被災者の捜索に参加した。

 庄司少佐は、「日本の津波による大災害の前に、私達は、日本海沖で多くの人命救助の救難活動を行いました。」と語った。

 庄司少佐は、自分の任務を誇りに思う操縦士として、「戦争では、人々は互いに殺し合いをしますが、私達は、救難活動を通して人命救助に専念します。私は、私の仕事を本当に誇りに思っています。」と語った。

 庄司少佐にとって、ブライデックスに参加したのは初めてである。同氏は、「これは、短時間の予告でしたが、私達は、このイベントが円滑に進むようにするための努力に対してロイヤル・ブルネイ空軍に感謝します。」と語った。

 新明和SS−3型機は、日本の自衛隊仕様で、一機につき約100億円である。

 現在、日本は、航空救難隊で7機のSS−3型機を保有している。

 同機の利点について尋ねられると、同氏は、「同機は、海上で短い距離で離着陸できます。同機は、ヘリコプターよりも長く飛ぶことができ、また最大450km/hのスピードがでます。」と答えた。

(B.B.2011年7月8日)


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