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以下ニュースはブルネイ「ボルネオ・ブリテン」紙(B.B.)、ニュースサイト「ブル・ダイレクト」(B.D.)の記事を翻訳の上、掲載しています。

36,000人以上がロイヤル・ファミリーに祝賀挨拶(2011.09.05/社会)

 イスタナ・ヌルル・イマン(王宮)が、スルタン(ハサナル・ボルキア国王)、サレハ王妃、並びに他のロイヤル・ファミリーにハリラヤ祝賀の挨拶をする一般市民に開放されたので、36,000人以上の人が王宮に集まった。

 午前中に22,949人が王宮を訪れ、午後は13,200人が訪れた。

 バイトゥル・ラーマの間で一般市民からの祝賀の挨拶を受けるため、スルタンは、アルムタディ・ビラ皇太子兼総理府上級大臣、モハメッド・ボルキア殿下、スフリ・ボルキア殿下、ジェフリ・ボルキア殿下、アブドゥル・アジム王子、アブドゥル・マリク王子、アブドゥル・マティン王子、及び他のロイヤル・ファミリーを伴った。

 今年姿を現したのは、スルタンの末っ子のアブドゥル・ワケル王子で、ちょっとの間兄弟の隣に立ち、制服組の人々と握手を交わした。

 アブドゥル・ムンタキム王子も、午後の部に出席した。

 一方、サレハ王妃は、サラ皇太子妃、ザリア夫人、ファイザ夫人、ラシダ・サアダトゥル・ボルキア王女、ムタワッキラ・ハヤトゥル・ボルキア王女、ハフィザ・スルルル・ボルキア王女、ファジラ・ルバブル・ボルキア王女、並びにマスナ王女を伴った。

 午後には、ジェフリ・ボルキア夫人、ノルハヤティ夫人も列に加わった。

 2時間の午前の部では、異なる背景の人々がスルタン及び他のロイヤル・ファミリーに大祭のお祝いを述べていた。

 大部分が新しいハリラヤの衣装を着て、老いも若きも、ブルネイ人及び外国人の合計36,149人が、王宮に押しかけた。

 シャトルバスは、王宮周辺のチェックポイントから訪問者を輸送するのに多忙だった。訪問者は到着すると、列に並ぶ前に、個人の詳細を登録するように求められ、セキュリティ・チェックを通り、男性と女性に分けられた。

 興奮している一部の一般市民は、ロイヤル・ブルネイ軍衛兵とスナップ写真を撮ったりしていた。

 厳格な儀典のため、セキュリティ・チェックポイントには、ドレス・コード(服装規定)を例示している多数の看板が立てられている。そのための服装として適していない人々には、ロイヤル・ファミリーに挨拶することができないが、大食堂で軽食と飲み物を楽しんでもらえる旨丁寧に知らせていた。

 セキュリティ・チェックを通過した後、お祝いを言いに来た人々は、慣習的なハリラヤ記念品(王室の色である黄色の箱に口直しが入っている)をもらうクーポンを集めるために経路をたどる。その記念品は、出口でのみもらうことができる。

 会話と笑いの渦に混じって素晴らしい陶磁器や銀のナイフ・フォーク・スプーンの鳴っている音に加えて、荘厳な出来事の温かさと喜びを更ににぎやかにする祝賀の音楽が、大食堂中に響き渡っている。

 特別な仕出し業者によって詰め合わせのハリラヤ・ケーキや口直しと同様に、ローカルのご馳走を給仕している幾つかの屋台が通路の片側に並んでいる。

 それから、お祝いを言いに来た人々は、バイトゥル・ラーマの間まで曲がりくねった長い列に加わる。バイトゥル・ラーマの間では、スルタン及び他のロイヤル・ファミリーが、握手を交わし、挨拶を受けるために待機している。また、王妃及び他のロイヤル・ファミリーは、女性達を迎えるために反対側の部屋で待機している。

 列で待っている時間は30分〜40分である。しかし、待つことは、この国の独特の伝統の一つであり、かなり価値がある。これは、他の国々ではあまりされていない。

 金色のインクで装飾した黄色の記念品箱を持っているお祝いを言いに来た人々とその満面の笑みは、その伝統、平和な共存、及び彼らに繁栄と発展の方法を全て示すスルタンを評価する国家の物語を語っている。

(B.B.2011年9月2日)


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