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以下ニュースはブルネイ「ボルネオ・ブリテン」紙(B.B.)、ニュースサイト「ブル・ダイレクト」(B.D.)の記事を翻訳の上、掲載しています。

ブルネイとマレーシア、ブロックNを共同開発(2011.09.14/外交)

 ブルネイとマレーシアの両国営石油公社は、ブルネイのブロックNを生産分与方式で共同開発を行う。

 これは、9月12日夜イスタナ・ヌルル・イマン(王宮)において開催された、スルタン(ハサナル・ボルキア国王)とダトー・ナジブ・ラザク・マレーシア首相の間の第15回年次首脳協議会の後の共同声明において、発表されたものである。

 両首脳は、商業協定地域(CAA)において炭化水素資源の探鉱と開発を進めることに満足の意を表明した。

 両首脳は、両国の国営石油公社の間の協力がうまく進んでいることに勇気付けられ、またブルネイ国営石油公社(ペトローリアム・ブルネイ)とマレーシア国営石油公社(ペトロナス)との間で石油ガス部門での協力に関する覚書に調印したことに満足の意を表明した。

 両首脳は、石油ガス部門での協力関係を更に強化するという両首脳のコミットメントについて繰り返し、また関係当局に対して、できるだけ早く協定を締結する目的で、両国にまたがっている石油ガス田の効率的な開発を含む財政上モダリティと操業上モダリティを検討するように指示した。

 スルタン及びサレハ王妃は、ダトー・ナジブ・ラザク・マレーシア首相及びダティン・ラスマ・マンソル同夫人の謁見を受け、その後、マレーシア首相の訪問を記念して、公式晩餐会を主催した。

 この謁見式典に、アルムタディ・ビラ皇太子兼総理府上級大臣並びにサラ同夫人、モハメッド・ボルキア外務貿易大臣並びにザリア同夫人、アブドゥル・マリク王子、アブドゥル・マティン王子、ラシダ・サアダトゥル・ボルキア王女、マジェダ・ヌルル・ボルキア王女、及び他のロイヤル・ファミリーが出席した。

 その前に、スルタンとナジブ首相は、チェラディ・ラマ・ケンチャナにおいて2者会談を行った。

 会談の後、スルタンとマレーシア首相は、幾つかの二国間協力に関する覚書の調印式に立ち会うためにバイトゥル・マシュアラの間に移動した。

 共同声明における両首脳は、公文書の交換のほかに合意された要素の実施について満足の意を表明し、そして様々なブルネイ/マレーシア共同委員会に対して、その実施のフォローアップのための作業を継続するように指示した。

 両首脳は、共同国境線画定及び陸地国境線の調査及び調査事項に関する覚書は、終結する寸前であると述べた。両首脳は、両サイドが2011年末までに共同国境線画定及び陸地国境線の調査についての作業を開始することができるように、ブルネイ/マレーシア陸地国境線共同委員会によるスピーディな結論を出すことを楽しみにしている。

 一方、パンダルアン川にかける橋の建設に関連した両国間協定書に調印したのは、ペヒン・バカール通信大臣(ブルネイ側)とダトー・シャジマン・マンソル公共事業大臣(マレーシア側)だった。

 それに続いて、ブルネイ政府とサラワク州政府との間で経済・技術協力に関する覚書に調印したのは、ペヒン・リム・ジョク・セン第二外務貿易大臣(ブルネイ側)とダトゥク・テンガ・ハッサン・サラワク州第二計画・資源管理大臣兼公共事業大臣(マレーシア側)だった。

 その後に、ブルネイ国営石油公社とマレーシア国営石油公社(ペトロナス)との間で石油ガス分野における協力に関する覚書の調印式が行われた。その覚書には、ブルネイ石油公社会長としてのペヒン・リム・ジョク・セン第二外務貿易大臣(ブルネイ側)とダトー・シャムスル・アザル・アッバス・ペトロナス社長兼最高経営責任者(CEO)が署名した。

 最後に、バンドツリー社(ブルネイ側)とサバ経済開発・投資公社(SEDIA)との間で、投資の分野における協力に関する覚書の調印式を行った。この覚書には、ダヤンク・ハルティニ・アブドゥラ・ブルネイ投資庁長官(ブルネイ側)とダトゥク・ヤクブ・ジョハリSEDIA総裁(マレーシア側)が署名した。

 この調印式に、アルムタディ・ビラ皇太子兼総理府上級大臣及びモハメッド・ボルキア殿下(外務貿易大臣)が出席した。

 また、ブルネイ側から、ペヒン・スヨイ・オスマン開発大臣、ペヒン・アブドゥラ通信大臣、ペヒン・ヤヒヤ産業一次資源大臣、ペヒン・アブドゥル・ラーマン総理府第二財務大臣、ペヒン・リム・ジョク・セン第二外務貿易大臣、及びダトー・アリ・アポン総理府副大臣も出席した。

 また、マレーシア側から、ダトゥク・アニファ・アマン外務大臣、ダトゥク・ヒシャムディン・フセイン内務大臣、ダトゥク・ノー・オマール農業・農産品産業大臣、ダトー・シャジマン・マンソル公共事業大臣、ペヒン・アブドゥル・タイブ・サラワク州首相、ダトゥク・パングリマ・ムサ・サバ州首相、ダトー・ムクリズ・トゥン・マハティール国際貿易・産業大臣、ダトー・サニ・オマル駐ブルネイ・マレーシア大使、及び他の政府高官も出席した。

 マレーシア首相一行は、9月13日朝、ブルネイを出発する予定である。

(B.B.2011年9月13日)


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