11月19日、ムアラ港埠頭で開催された歓送会において、青年達は、さよならを言い、ブルネイでの短い時間を祝福したので、第38回東南アジア青年の船プログラム(SSEAYP)の一環としてブルネイを訪問していた青年達にとって楽しくも辛い経験となった。
青年達は、11月16日にブルネイ到着後からブルネイの家庭でのホームステイに参加してきた。そして、青年達とホームステイ先の家族の両方共、埠頭で顔に多くの涙を流していたので、さよならを言うのは目に見えて悲しそうだった。
イスマイル・ビン・ハシム文化・青年スポーツ省事務次官代行は、来賓として歓送会において、青年参加者に、「これは、終わりではありません。これは、あなた方の旅の始まりです。」と語った。
「あなた方は、ブルネイでの短期間の滞在で、私達の文化、伝統、言語、及び生活様式を経験することができたことを望みます。あなた方が新しい両親、兄弟姉妹と一緒に過ごした時間は、あなた方に新しい経験と思い出を与えたと確信しています。」と、同氏は語った。
同氏は、「青年達が、ブルネイと彼らのそれぞれの国との間の違いや類似点を見つけるかもしれない一方で、一つのことが確かであります。それは、彼らが築いた友好の絆が永遠に続くということです。」と語った。
同氏は、このプログラムを、より良いアセアンと世界を築くために様々な分野についての彼らの見通しとアイディアを共有することによって、参加者に将来のリーダーとして育つことを助けると同時に、一つのコミュニティとしてアセアンと日本の青年達がどのように一体になることができるかを参加者が研究する機会の扉であると評した。
「参加した青年達とホームステイ先の家族との間で確立した友好、習得した貴重な知識及び経験は、財産となるべき価値ある結果です。」と、同氏は付け加えた。
参加者代表として、フィリピン派遣団の青年リーダーであるアーリン・ラッシェルKマカラヤンさんが、スピーチを行った。
「私達がブルネイについて考えるとき、私達は、その場所がいかに小さいかではなく、最も暖かい歓迎で私達を受け入れてくれたその心がいかに大きいかについて思い出します。」と、彼女は語った。
「この国の人々と時間を過ごすことは、私達の期待を上回るだけでなく、私達を毎日ますますこの国の人々のことを大好きにさせました。」と、彼女は語った。
日本人参加者の宮崎めぐみさんは、11月19日に小紙に話し、そしてブルネイの人々が非常に歓迎してくれたことに感謝の意を表明した。
「ブルネイは、そのように素晴らしい、グリーンの国です。ブルネイの人々は、非常に親しくて、かつ非常にお互いが友好的です。」
もう一人の日本人参加者の水野りささんは、11月19日小紙に話し、ブルネイにおける経験についての彼女の考えを共有した。
「これは、私にとって初めてのイスラム国への訪問でした。私達がモールにいた時、私達は、私達と同じ年頃の女の人たちが頭にスカーフを巻いているのを見ました。私達は、彼女達が身に付けているものにいかに厳格かについて驚きました。」と、水野さんは語った。
「私は、ここに来る前に、ブルネイがどこにあるのか知りませんでした。しかしながら、ここの人々が非常に暖かく、親しみやすく、そして手厚いもてなしをしてくれることを知りました。」
11月19日の歓送会では、主賓が青年参加者の国家リーダーに記念品を贈呈し、その後、“平安の祈り”(ドゥア・セラマット)を行なって閉会した。
この歓送会には、マリアム・ビンティ・ウラト青年スポーツ局長代行(今年のプログラムの組織委員会議長)、アセアン諸国の大使、及び日本大使も出席した。
今年は、ブルネイがSSEAYPに参加して26回目となる。SSEAYPは、国際的な青年交流プログラム、特にアセアン諸国と日本の青年のための交流プログラムである。
参加11ヶ国から330名の青年達を運ぶこの船(富士丸)は、11月19日にブルネイを出航し、現在インドネシアのジャカルタに向っている。
(B.B.2011年11月20日)
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